育毛サプリの効く人と効かない人

ども、「袋小路ざびえる」です。

この記事は、前の記事「【おとなの課外授業】ボストン育毛サプリの安全性を工場に乗り込んで確認してきた!」の続きです。

【2ヶ所目/第三工場】

こちらの工場では、原料受入検査 > 秤量 > 混合 > カプセルの素(外側のゼラチン質)・薬液(サプリの中身) >  カプセルへ薬液を詰める > 乾燥 > 検査を行っています。

今回の工場見学がお盆の直前だったこともあり、すでに停止している工程もあったのが非常に残念ですが、一緒に見て行きましょう。

▼ ちなみに、ボストンのカプセルの粒というのはこんな感じです。 ⇒ 「育毛サプリ『BOSTON(ボストン)』商品詳細チェック、評価&レビュー」(別窓で開きます)いかにも、ボーボーになりそうな黒光りしたカプセルです(笑)。

ボストンの黒い粒

▼ カプセルをカットして中を見ると下の写真のようになっています。

ボストンの黒い粒を切ってみた

この第三工場では、材料を受入れて、計って、外側のソフトカプセルをゼラチンで作り、中のドロッとした薬液を作り、そのソフトカプセルの中に薬液を注入し、乾燥させカプセルを硬めて、検品する、という工程を行っています。

まず、見えてきたのはソフトカプセルの中に、薬液を入れる「充填」という工程ですが、お盆前でいち早く機械が止まっていました。充填工程は、ソフトカプセルと中の薬液を一つにする工程ですが、ある意味、肝となる工程だけに残念です。が、気を取り直して行きます。

成型部

▼ 壁に貼ってあった、工程の説明です。

カプセル粒の製造

ソフトカプセル成型
内容液をゼラチン皮膜で包み、カプセル化します。標準的サイズ(内容量300mg)のカプセルの場合1時間に約50,000粒製造することができます。

メインの2本のホースは上の階から伸びていて原料を供給していてます。

スマホでの撮影なので、細部まできちんと写せていませんが、ご容赦ください。

ボストン育毛サプリの粒と、ここでの壁の説明の写真とが一致していませんが、こちらの工場では、「OEM」(ウィキペディアが別窓で開きます)といって、クライアントの依頼で、開発から製造までのある段階を担っているので、他社製品もある、ということになります。

▼ 成型部の説明。

成型部

ゼラチンおよび薬液の供給
調整したゼラチンと内容液が入ったタンクを所定位置に設置し、それぞれを下階の充填機にホースで供給します。
ゼラチンと内容液はホースで充填機に供給されます。ゼラチンは温度が低くなると固まってしまうので、ホースにヒーターを巻き付け保温しています。
カプセルの型を彫った円柱状の金型にゼラチンシートを巻き付け、左右のシートが合わさる時に、内容液を注入します。注入されると、水風船のように膨らみ、カプセルが成型されます。

成型部
二つの円柱状の金型で、左右のゼラチンシートを圧着します。圧着完了直前に内容液を注入すると、ゼラチンが膨らみカプセルが成型されます。

▼ 止まっていますが、その機械を撮ってみました。

カプセル成型機

続いて、乾燥工程です。出来立てのソフトカプセルは柔らかいので、取り扱いが難しくなっています。サプリメントを飲むときにも、ある程度扱いやすい硬さになっていいる必要があります。そのために乾燥を行います。

▼ 出来立てのソフトカプセルは、したのような乾燥機を通り、ある程度扱いやすい硬さに乾燥されます。

乾燥機

カプセルの乾燥
成型直後のカプセルはとてもやわらかく、自重で潰れてしまうほどです。この装置でカプセルを回転させながら乾燥を行い、乾燥板に並べられる程度の硬さにします。

▼ 乾燥機を通った後は、このように乾燥棚に並べてさらに乾燥されます。

乾燥棚

乾燥棚
低湿度な環境下に放置し、皮膜に含まれた水分を蒸発させ、規定の硬さに仕上げます。

検査

出来上がったソフトカプセルの粒を何工程にもわたって検査していきます。

▼ まずは、2つの工程で外観検査を行います。

選別

一次検査(漏れ検査)
皮膜接着部から内容液が漏れているカプセルがないか検査します。

外観検査
コンベアを使用して外観検査を行います。変形したものや接着部に「バリ」があるものなどを除去します。

▼ 次の工程が外観の最終チェックとなります。

外観検査最終工程

▼ ジグザクの枠の中をソフトカプセルを通しながら丁寧に検品していきます。

外観最終チェック

ここで働く作業員の方たちは、どんな偉い人が部屋に入ってきても、すぐに頭を挙げて挨拶しないように指導を受けているそうです。急に視線をそらすと、どこまでチェックしたかわからなくなる可能性があって、不具合を見逃す可能性があるからだそうです。

衛生面について

作業エリアであるクリーンルームは、壁がスチール製で内側と外側の間に5センチほどの空間があります。す。一方、非作業エリア(見学者一行がいるところ)の壁は石膏ボードになっています。

この違いは、台車をぶつけたりして、誤って穴を開けてしまった場合に壁の破損片やクズなどが出ない構造になっています。一般の非作業エリアはそこまでの必要はないということで、一般的な石膏ボードになっています。異物混入を未然に防ぐために徹底して設計されています。

実際に他の工場では、食品に工場の壁の一部が混入するといった事故が起こっているというニュースもあったらしいので対策をしっかりしておくに越したことはありません。

作業エリアの壁の塗装も焼付塗装しているので、塗装がハゲてきて異物混入になる事故も未然に防げます。

写真が撮れていないのですが、クリーンルーム内は、ホコリがたまらないように窓枠などは斜めに加工してホコリ・粉塵などがが乗りにくい・堆積しにくいようになっています。掃除しやすいように設計段階で注意を払っています。

蛍光灯にも、誤って何かをぶつけた際には破片が飛散しないようにカバーがされています。

秤量

ひょうりょうと読みます。材料を計って混ぜる工程です。

▼ 原料の秤量。秤量室。

秤量室

製造エリアのクリーンルームからドア1枚中に入ると、前室があります。前室の中に扉が4枚。1つの部屋に1つの秤(はかり)が設置されています。1つの部屋では1つの原料しか測れないようになっています。同時に測れるのは最大で4つの原料まで、ということになります。

近年、アレルゲンのコンタミネーション、原料に使われてないはずなのにアレルギー物質が微量混入することが問題になっていますが、それを避けるために、アレルゲンを測っている部屋で測った原料を取り出した場合に、必ず清掃した後に一般原料を測るようにしています。同じ部屋で、複数のアレルゲンを秤量するようなことはないそうです。

一旦、何か原料を測った場合、次に違うものを測る場合は、壁・床・備品すべてを清掃します。空気の入れ替えは6分に1回行っています。

▼ 混合。多いものでは秤量した原料を50種類使用するそうですが、下のような混合器で混ぜあわせていきます。

混合機
混合
容器が自転と揺動を繰り返し、原料を均一に混合します。容器容量は1,000lあり、約400kgの原料を混合することができます。

▼ 混合機の動き。自転と揺動を同時に行います。

混合機の動き

ここまでが、ボストン育毛サプリを作る工程になります。工程ははじめから順番ではなかったのでわかりにくかっったかもしれませんが、ここまでご覧頂きましてありがとうございます。あと、ボストン育毛サプリのようなソフトカプセルのもの以外に、乾燥した状態の粒のもの、青汁のような粉のもの、化粧品など、様々なものが作られていました。

▼ こちらの工場でも、品質方針の掲示がされています。

品質方針

作業前の衛生管理

▼ 入室準備スペース。ここは、製品の中身を作る作業員の方たちが作業するクリーンルームに入室する前に衛生的にするところではなく、パッケージに詰められて最終の包装をする部門の担当者の方がこちらで手洗いなど行う場所です。ワンウェイで通り抜けるんですが、粘着ロール(コロコロ)、手洗い消毒、アルコール消毒と行います。

入室準備スペース1

入室準備スペース2

入室準備スペース3

必要なレベルでしっかり衛生管理のされている工場です。

品質管理

品質管理課の担当です。この、ロータリーストッカーは可動式で16段も棚があります。

原料のサンプル保管

原料を入荷した時に、品質管理課で3検体分の抜き取りをします。検査した後、3瓶分をここに保管します。各工程ごとに3~4検体を保管します。その保管期間は5年。膨大なサンプルをストックすることになるので、、ここからあふれたものは別の保管場所に保管されているそうです。

▼ ロータリーストッカー

ロータリーストッカー

品質試験室

何やら実験室のようなところに案内されました。そこには品質管理責任者の方がおられました。ここでは、製品の品質チェックを行っいるそうで、様々な実験装置のようなものが並んでいました。

粒がちゃんと溶けるか、輸送時の耐久性(粒が壊れないか)、強度、の確認、分包等の場合に穴あきや破れがないか、食中毒の危険性はないか、などの厳しい検査が行われていました。

▼ 放射線濃度の測定。3.11の地震から導入されているそうです。ISO17025の認証を受けたそうです。放射線濃度の試験を請け負うことができるそうで、この工場の製品だけでなく、持ち込めばそれなりの料金はかかるのでしょうが、検査してもらえるそうです。

放射性核種のスクリーニング試験

放射性核種の測定
Nal(Tl)シンチレーション検出器で食品中に含まれる放射性セシウムと放射性ヨウ素の濃度をスクリーニング検査します。

PERRY JONSON LABORATORY ACCREDITATION,INC.

と、ここまで、BOSTON育毛サプリの工場見学、2工場をお伝えしました。

ここからは、今回見学した工場の会社の専務さん(サプリ界の重鎮だとか)への質疑応答編となります。

質疑応答 ~育毛サプリの効く人・効かない人~

この、質疑応答が実に楽しかったですね。この専務さんのサプリに関する知識は豊富であり、わかりやすく、非常に勉強になりました。特に、育毛サプリが効く人と効かない人がいるのはなぜなのか?というお話は、思わず唸ってしまうほど腑に落ちた回答でした。では、質疑応答をご覧ください。

工場の清掃について

質問:1
見学させて頂いて、清掃に力を入れいるように見えますが、別業者に清掃を委託されているのでしょうか?

回答:1
一つの商品が終わって、機械を洗ったりすることでしょうか?それは全部社内で行っています。

担当者が1つの機械にひとりのオペレーターが付いています。製造する製品が変わる際には、オペレーターが全部機械をバラしまして、洗浄して、アルコール消毒をしまして、組み立てる、という作業をしています。

業者さんにお願いすることはないですね。

業者さんにお願いしていることといえば、防虫のほんの一部だけですね。どんな種類の虫がいるのか調べたり、そのへんの試験を依頼することはまれにあります。が、だいたいのことは社内で完結しております。

虫に関して言いますと、夏休みの直前、お正月休みの直前、ゴールデンウィークの直前、年に3回、建物全体を燻蒸といいますか、バルサンとかアースとかをやっております。今週は5階だけ、とかやりますと他の階に逃げてしまいますので、建物全体を、一斉に機械を止めて、営業部門や管理部門などの部屋も含めて全部を燻蒸して、全館で虫がいなくなることの確認を取っています。

ボストン育毛サプリの製造工程おさらい

質問:2
今回、ボストンさんの製品の工場見学ということで来させて頂いているんですが、今回見させていただいた工程で、どういった手順で最終的に製品になるのか、最初から簡単にでいいのでお聞かせください。

回答:2
ボストンに限定しての工程で説明しますと、全部で24種類の原料を使っているわけですが、ゼラチンなどを含めると27種類になりますか、それを、例えば、今回何本作りますかとご発注頂きます。当然ながらその配合比率というものがありますので、何個作るんだったらどれだけの原料がいるのかを計算します。

Aという原料はいくら、Bという原料はいくら、という風に原料を発注します。もちろん、ある程度は在庫はあるんですけども、例えば20しかないところへ100必要になったら、あと100やって、ちょっと余裕を持っておく、というようなこともしますけども、まず、それに従って原料を発注します。

原料が徐々に届いてきます。全部翌日に入ってくればこんな楽なことはないんですが、3日かかるやつ1週間かかるやつ、といろいろありますから、徐々に届いてきたものに対して受入検査をします。入ってきた原料がちゃんとした原料なのかどうなのかッて言うことの確認ですね。

その受入検査というのは、まず菌検査をやる、それから、前回の原料が取ってありますから、それと遜色ない色なのか、ものによっては、全く色っていうのはありえないですから、食品添加物みたいなものでしたらほぼ同じ色みたいになっているんですが、なんとかエキスというと、自然界のものを使っているもの、例えばノコギリヤシなんかは、その都度色は変わります。変わると言っても限度があるでしょ、という話ですよね。という感じで色の点で合格だとなります。

原料メーカーさんの試験成績書というのが付いてきます。それを見て、この規格はOKですよ、とかチェックして合格したものが、受け入れした場所から原料置き場に回ります。

原料が全部揃った段階で、秤量と言いまして、重さを測ります。測るときには記録は取っておきます。あとで、測り間違いがなかったということを確認もできるように、秤に打ち出せるように数字が何キロ測ったというのが打ち出されて出てきます。それを作業指示書の裏に貼っておいてあとでトレースできるようにもしております。

そうやって、全部測ったやつを混合します。先程も言いましたが、混合は長時間やればいいというものでもないし、原料にふさわしい時間というのがありますので、それを混合する。で、今度は、それをボストンの場合はソフトカプセルですから、2箇所に分かれます。ゼラチンとグリセリンを混ぜてカプセルの原料を作るところ、それをカプセルを作る時に降ろしてくるようなタンクの状態で、大体60度から80度くらいに保っておきます。

中の液体は、ベースとなるノコギリヤシとかサフラワー油だとかオイルの中に量り取った粉を混ぜて、いわゆる我々薬液と呼んでいるんですけども、そいう中身の液を、ドロドロに鳴ったやつを作ります。それを、今日は動いてなかったですけども、ソフトカプセルを作る機械にカプセルの原料と薬液のものとチューブで降ろして実際にカプセルに詰める、ということになります。

詰めたやつを、そのままだと自重で潰れてしまいますので、自重で潰れない程度に乾かします。ゴロゴロ回転させて、回転させるということは形をラグビーボールのまま留めてますからそれで回転させて、ほぼ乾いている状態にして、あとは、これ表面が乾いてるだけですから、中身はほとんど乾いてませんから、それを棚の上に並べて本格的に乾燥します。

夏場は、ちょっと時間がかかって3日か4日かかります。冬場は、2,3日で乾きます。作るソフトカプセルの大きさ等によっても若干変わりますが、ボストンの場合はこれくらいの乾燥時間です。時々、硬さをチェックして、水分を測るということは時間がかかって大変なので、これくらいの硬度に収まれば乾いたとみなす、というのは、過去の水分量を測った時のデータがありますので、これくらいの強度になれば乾燥終了という風にしています。

検査はご覧頂いたように、転がしながらチェックして、不良品をはねておく、そして良品だけを通過させる、ということになります。それで、私共ではバルクと呼んでいますが、中身(サプリの粒)が出来上がります。

そして、適当な日に、ボトルに充填します。ラベル貼ったり、化粧箱に入れたりしておしまい、ということになります。

もちろん、各段階で検査をします。それは、菌がいないかとか、規定の硬さになっているかとか、溶解性、溶けるかどうかの確認というような検査があって合格したら、じゃあ、バルクを包装に持って行っていいですよ、という指示が出ますから包装して、最終的にOKがでて合格したら、出荷承認というのが出ますので、お客様のところへお届けする、というのが大方の流れになります。

どのくらいの日数でできるの?

質問:3
今、工程の流れを教えていただいたんですが、日数としてはどれくらいかかるのでしょうか?

回答:3
大雑把に言うと、発注いただいてから、難しいんですが1ヶ月ぐらいなんですね。あくまでも基本ということで、例えば原料がすごく入りにくいという時期があります。我々は、1週間位で全部材料が揃いますよ、加工するのに1週間位かかりますよ、包装するのに1週間位かかりますよ、というのがレギュラーな動きとして見てるんですけども、それが、原料が入ってくるのが、例えば20種類の原料使う時に、1つでも入ってこないとできないわけでして、だから、一番遅いやつが1周間で入れば1ヶ月位でうまくできるんですけども、一番遅いやつが例えば3週間かかってうちに入ってきたとしたら、その分遅くなるわけですよね。

全体的に順調であれば1ヶ月くらい、というのが今の状態です。ただ、今の現状で、突発的に売れているソフトカプセルの商品があります。(少し中略)なので、ソフトカプセルに関しては現状で2ヶ月半ほど頂いております。ボストン様にはお待ちいただいていまして、申し訳ないと思っております。

今のこの話は、過去に作ったことのある、やり方がもうわかってるものの話です。例えば、今から初めて作ることになると、もっとかかります。予期せぬいろんなトラブルもありますし、配合を決めるのにも時間がかかりますし、化粧箱だとかラベルのデザインだとか、表示する内容のチェックだとか、そういうのも時間がかかります。

全く今から新しいものを作りましょう、というと大体、普通は半年くらいかかります。配合決めたり、ああでもないこうでもない、と言ったりして、我々が配合決めて値段出したら、もうちょっと安くならないかとか、あるいは、もうちょっと予算があるからいいものにしたいだとか、そういったキャッチボールがありますからそれくらいかかりますね。

それで、実際に試作したり、仮に作ってみたりするとか、それで栄養成分を分析をしたりだとか、ララベルのデザインをどうするとか、表示について法律通りにやれてるのか、といったチェックも入ります。などから、一概に言えませんけども、新製品を作るときは大体半年かかると思っていただいていたほうがいいと思います。

ボストンの場合は、長くやらせて頂いているということもありますし、ソフトカプセルが混み合ってるということを除けば、そこそこの期間で出来上がってくるということになります。

原料の検査は?

質問:4
成分や材料は、第三者機関みたいなところにどれだけ入っているかとか検査に出したりしているんですか?

回答:4
基本的にはやっておりません。原料メーカーさんが、こんな方法でなんとか法で調べました、という試験成績書をいただいておる、という状況です。だから、そこに嘘を書かれたら、これははっきり言っていい加減ということになってしまいます。

だから、我々は、逆にそこで確かなところとお取引をするということですね。うちがその都度測っていたら、測るものが多すぎるということですね。原料屋さんが確実に検査をしている、ということになります。規模にもよりますけども、原料メーカーさんなら大体自社製品は調べる能力はあります。それもありながら、年に1回、第三者機関でさらに調べることをしているところもあります。

例えば、製造時になんとかが20%以上入っていますだとか、アントシアニンが36%というようなことを企画している限り、自然由来のものですから、38%入っていたらもったいないわけですよね。そうするとそれは36%まで濃度を下げるほうが効率的であるわけですよね、原料屋さんとしては。と言って、闇雲に薄めるわけに行かないので、分析しながらそれをやるということなんですよね。だから、都度分析してないと、効率的な運営もできないということになりますよね。20%と言っていてそこに23%入っていたら規格はOKだけどもったいないっていうことはありますよね。20と言ったら20から21くらいに収めておくのが原料屋さんとしてはいいのではないでしょうか。もちろん、絶対に下回ることはあってはいけませんけどね。そういった面をいい加減に表示してくるような会社とはもう取引はしない、ということになりますね。

どれだけ信用できる会社であるか、ということですよね。ある程度基準はあります。例えば、ある程度その会社が大き会社であること。小さくてイケイケの会社だとちょっと怖いですよね。それから古いっていうこと。長くやってたら変なコトやったらそこで淘汰されてしまっているでしょうから。それから、その原料に関してシェアが高いということ。会社は大きいし、昔からやってるけども、その原料は最近になってやり始めた、ということになるとちょっと警戒することになります。

会社が大きいこと、会社が古いということ、その原料のシェアが高い、この3つは大きなポイントとして原料屋さんは選ばしてもらっています。

これらは会社単位でのことですが、もっと大きなポイントは、その営業さんが信用できるか、ということですね。営業がコロコロ変わるとなると、この会社大丈夫かな?ということになりますし、その人を信用して我々は物事を進めていくわけですから、その窓口である営業の人が本当に信用できる人かどうかっていうところも見させて頂いています。そうやって、我々は原料を決めさせて頂いております。

工場側は開発段階から参加している?

質問:5
今回、ボストンに関しては企画から入っているとお聞きしたんですがそれは間違いないでしょうか?企画というか、ボストンにはこういう成分を入れましょうとか。

回答:5
はい、それは販売会社さん(株式会社エスロッソ)と我々が相談して、ということです。で、そういった配合を決めるときには、販売会社さんがこれを入れて作ってよ、と我々に対して作るだけを依頼される場合もありますし、主成分だけお決めになる場合もあります。これを100mg入れてくださいとか、あとはお任せとか。

それから、例えば、これとこれとこれは入れて欲しいけど、あとは任せとかいう場合もありますし、1から10まで販売者さんで決められている場合もあります。それは大きな研究所がある会社さんなんかはそういうことになります。すべて決まっている場合もありますし、それは、ケースバイケースですね。いろんな作り方をする場合があります。

うちと、エスロッソさんの場合は、エスロッソさんからこんなのを入れたいよ、っていうのはある程度いただきました。で、それで、他にももっと面白そうなのがあれば、我々の方で選んで追加して配合するっていうこともあります。

重要視したのはどこ?効く人と効かない人の決定的な違いは?

質問:6
その中で、頭皮環境の改善とか抜け毛防止とか、発毛・育毛とかあると思うんですけども、どのプロセスを重視して材料を選ばれたんでしょうか?

回答:6
え~っとですね、結局、これって、ホントに難しいんです。例えば、サプリメントが得意な分野っていうのは、わかりやすい、体感しやすいところが一番いいわけですよね。

ヒザが痛いって言うと、グルコサミン飲んでヒザの痛いのが治まった、というと割りとわかりやすいです。目が疲れやすいんだけど、ブルーベリーのサプリメント飲んだら割りと目の疲れが取れやすくなったとか、パソコンなんかのブルーライトに対してルテインを入れると割りと楽になったとか、そういったものはわかりやすいんです。

ですが、髪の毛は非常に反応しにくいんですね。

なぜかといいますと、例えば塗り薬なんかだと、そこへふりかけるとそこへ効きますよね。サプリメントの場合は、飲んで効くわけですよね。飲んで吸収されたとしても、飲んだ人は髪の毛に行ってほしいと思っても、髪の毛に行くかどうかは気持ちとは一致しませんので、身体が決めるわけなんですよね。

この、身体が決めるというのがくせ者で、身体が決める時に、何摂っても同じなんですけども、その栄養成分とか、機能性成分をどこへ送るか。髪の毛の方へ送ってくれるか、それとも筋肉の方へ送るのか、骨の方へ送るのか、とう言うのは身体が決めるしかないんです。

じゃあ、身体が何を優先順位として決めるかというと、その人の健康状態で不足しているところ、その不足してる中で、命に関わるところ優先で行くんです。ですから、例えば、心臓の筋肉だとか骨だとか言ったものは第一優先で不足している栄養素が行くわけです。

ところが、皮膚だとか髪の毛って基本的に命に関わりませんので、極端に言ってしまえば、髪の毛抜けたって命には別状ないわけですから、優先順位が低いわけですね。だから、同じように摂ったコラーゲンだとか亜鉛だとかを摂っても、すぐに髪の毛がらみの方へ行く人と、他に先回さなきゃ不健康だ、という人があるんで、ものすごく個人差が出るんですね。

だから、ヒザが痛い時、お医者さんでヒアルロン酸の注射をヒザにすればすぐに効いてくるわけです。ところが、サプリメントでヒアルロン酸摂ったとしても、ヒアルロン酸が他で足りてなければ、ヒザの方へはなかなか行かないわけですよね。だから、コラーゲンのサプリを飲んで、すぐにお肌ツヤツヤしてきた人は、骨とか筋肉とか非常に健康な人だと言えます。

変な意味で、健康診断にもなるんですね。すぐにお肌に効いてきたということは、他が足りてるということなんですね。優先順位が高いところが。ところが、皮膚なんて言うのは、命にはほとんど関わらない、そこへ回ってきたとうことは、他もちゃんといい状態だということですね。

だから、コラーゲンを毎日摂っても、1周間で効いてくる人もいれば3ヶ月経たないと効いてこない人もいるんですね。で、髪の毛の場合、もっとそれがモヤっとしてるというか、個人差が大きくなるんですよね。

そんな中で、我々が考えさせていただいたのは、まず、髪の毛を増やすには毛根を刺激する、あるいは、毛母細胞に栄養を送り込むということです。そこが一番大事なので、そのために血行を良くするということを考えました。血液によって栄養が運ばれて、毛母細胞にもほかのところにも行くわけですから。血行を良くするという成分をかなり神経を使っていれているということはあります。それがイチョウ葉であったりヒハツであったりビタミンEであったりビタミンBですね、これは毛細血管を丈夫にする、血行を良くするというより、血管を丈夫にするということになります。

それから、皮膚の健康にビタミンですね。B6とかB12とか、葉酸とか、そういった皮膚の健康に良いものとして配合されています。

髪の毛に使われているタンパク質というのは、ケラチンの形を取りますので、ケラチンの加水分解物だとか、ミレットエキスだとか、ケラチンの配合要素であるシスチンとかアルギニンというアミノ酸、というようなものを入れています。これが基本的な配合です。

髪の毛とか爪とかいうのは、皮膚の一変形ですから、ほとんど同じものでいいわけですね。皮膚にいいものは髪の毛にもいいし、爪にもいいということになります。という意味でコラーゲンを入れたりしています。

それから、亜鉛と銅は、毛母細胞活性化するのに使うミネラルだとか、そういったものも入れています。

あと、これは主成分であるノコギリヤシ。これが一番わけわかんないんですね。というのは、他のは、こういった原因でここに効くとか、個人差があるにしても、けっこうエビデンスはあるんです。ですが、ノコギリヤシの研究論文で髪の毛にいいというのは、意外と、化学的な論文はまだありません。

経験的に、なんか良さそうなんですね。で、ノコギリヤシに関する論文というのは、ほとんどもう、100本中90何本までが前立腺肥大に関する論文です。これ、男性特有のことなんですけども、前立腺が大きくなってそれが膀胱を圧迫する。で、普通ならおしっこ我慢できるのが我慢できなくなる。夜中に何度もおきておしっこに行く。という前立腺肥大に対してノコギリヤシがいいということはものすごく研究されています。じゃあ、ノコギリヤシがなぜ、それにいいのかというと、男性ホルモンの働きをある程度抑制するというところがあります。それと、前立腺肥大の因果関係というのはかなり解明されています。

ノコギリヤシは、例えばヨーローッパだと、医薬品として使われているケースも有ります。前立腺肥大に関してですが。で、一般に髪の毛は、女性ホルモンが十分あると割りと髪の毛は艶々してきたり、伸びが良かったりするわけです。だから、その意味でここで、大豆抽出物イソフラボンがいいということで入れているんですが、イソフラボンというのは女性ホルモン様物質ということですね。女性ホルモンに似た物質ということで、分子構造が似てるんで、身体の中である程度勘違いしてくれて女性ホルモンと同じ効果が得られるということがあるんです。

ですから、女性ホルモンが足りなくなった人に多い骨粗しょう症なんかに非常に効果があるわけなんです。ということは、女性ホルモンが衰えてきた人にはいいということで、髪の毛にもおそらくいいだろうということで配合しています。

で、別の考え方で、女性ホルモンが効くんだったら、男性ホルモンが多いとそれを邪魔する可能性がありますんで、男性ホルモンをある程度抑制する形のものであれば、髪の毛に良いんではないか、というようなことを考えた人が昔いて、それで、ノコギリヤシのサプリをやってみると、わりと髪にいいと。

それなりに、理屈は別として、けっこう髪の毛にいいな、というのはあるんですよね。

だから、例えば、ネットで検索しても、「ノコギリヤシ 育毛」で探すといっぱい出てくるんですよね。いっぱい出てくるんですけど、それって化学的にエビデンスを取ってやってるところってはっきり言ってないと思います。

ただ、結果として因果関係はありそうだ、でも、メカニズムがわかってない、というのが事実ですね。だけど、なんとなくいいっていうのは確実にあります。でも、これって、本来の健康食品のあり方なんですよね。何故いいかはわかんないけど、なんとなくいいとか、ですね。マカが強壮剤にいいとか。でも、本当のメカニズムはまだ分かってないんです。ただ、エビデンスがないからダメ、というのもちょっと別の論理だと思います。議論としてはおかしいと思います。

で、今わからない、というだけで、多分エビデンスはあるんでしょう。ただ、はっきり言って、髪の毛の研究ってお金になりにくいんで、やる人があんまりいないんですよね。癌を研究すれば名声も高まるし、お金にもなる。それに難病とかの研究をやる先生は多いんですが、水虫だとか、髪の毛は、さっきから言うように命にかかわらないのであんまり研究する人がいないんですよね。

だから、化学的な分野での解明は遅れがちだと思います。ただ、なんとなく、男性ホルモンとか女性ホルモンの関係性において、良さそうだ、という予感で今はやっている状態です。なにも、化学的に立証できたものだけを使うわけではないんです。それは薬品の世界ですから。

で、医薬品で髪の毛というとリアップとかがありますけど、あれは完全に血行促進です。髪の毛の要素がどうのこうのじゃなく、血行を良くすれば髪の毛も生えてくるだろうといことで、リアップは基本的に血行を良くする医薬品、ということになります。

だから、我々もその辺を狙ってるのと、女性ホルモン様物質を入れる、男性ホルモンを若干弱くするようなものを入れる、そういたものを複合技で入れているという現在の状況です。

ボストンはかなり昔からやらせて頂いていますので、いわゆる、育毛商品の王道商品です。

で、あと例えば、髪の毛を黒くしたい、という場合は、グロースプロジェクトの「BLACK」というのがあります。これはチロシンとかシスチンとか、メラノサイトのメラミンを作るのを助けるようなものを入れて、黒く、とい言うところを絞り込んで作っています。あるいはカルシウムも、メラニン色素の働きを活性化するという力があるんで、グロースプロジェクトの「BKACK」には、共通して入れているものもたくさんあるんですが、こういったものを特化して入れてあります。

あと、グロースプロジェクト「BOSTON for Ladies」という女性用があります。これは、やはり、血行を更に良くするということで、紅高麗人参エキスを入れています。紅高麗人参を発酵させてサポニンの吸収をよくしたタイプをちょっとお金を使って入れているというのが、「BOSTON for Ladies」ということになります。でも、共通してる事のほうが多いんです。ベーシックというか王道な商品は「BOSTON」で、あと女性用のBOSTON for Ladies」、白髪対策の「BLACK」とそれぞれ姉妹品もある、ということになります。

お答えしてて、ちょっとむなしいのは、主成分であるノコギリヤシが一番わかんないんです。エビデンスというか作用メカニズムが。でも、わかんないんだけどもなんとなくいいんですね。だから、ここがですね、医薬品だったら許されない話なんですけどもね。メカニズムが分かって、安全であることがわかって商品にされるわけですけども。健康食品はなんとなくいいといいう現実だけで、もちろん危険がないということは大事なことですけども、安全であれば、そのへんで商品としてスタートできるというところも健康食品の良さでもあると思います。

他の成分については大体エビデンスがそれなりにあります。だけど、一番の主成分のノコギリヤシがグレーゾーンにあるということですね。ただ、安全な原料であることは確かです。前立腺肥大の医薬品として使われれいるという実績もヨーロッパではありますんで。

だから、ダメってことはないんです。どういうふうに効くか説明しろ、ってなると現状、まだ、わかってません、といったほうが正直なところです。

ノコギリヤシの副作用は?

質問:7
ノコギリヤシの話で申し訳無いんですけども、性欲減退などの副作用を木にしている方がいらっしゃるとも聞いているんですが。

回答:7
男性ホルモンの働きを抑える傾向がありますから、プラスにはならないと思います。前立腺肥大もそこ狙いなわけですから。

成分が多く入っている理由は?

質問:8
他の育毛サプリよりボストンさんのほうがいろんな種類の成分が入ってるな、という印象があるんですが、1つの効果を期待するのもそれに対応する複数の成分を入れておられます。いろいろなものを入れている意図みたいなものがあれば教えていただきたいのですが。個人的な推測なんですが、個人差があるところをいろいろなものを入れることでカバーしているということがあるのかなと。

回答:8
そうですね、そこの要素が大きいですね。やっぱっり、何でもそうなんですけども、バランスよく摂らないとダメなんですよね。何かが欠けているというとやっぱり、本来の力がフルに発揮できないということもあります。

じゃあ、それが、何が欠けてるのかというのはひとによって違うんですよね。だから、例えば同じ目的でダブってくるかもしれないけど、似たようなものを入れておくと、いろんな人に効果がある範囲が広がる、ということですね。特定の人にとっては、色んな種類が入ってることが、必ずしも良いことだとは限らないわけです。じゃあ、私はどのタイプなの?となってもわからないですから、たくさん入れておくことのほうが、バランスよくっていう考え方はあると思います。

ただ、全部で1日3粒とか4粒とか決まってる中で、色々入れるってことは、欠点としては、みんなそれぞれ少なくなっちゃうってことです。それは、こっちを良くするとこっちが落ちる、ということがあると思います。ただ、バランスよく入れておいたほうがいいということと、それと、消費者の心理としていろいろはいってるほうがなんとなく良さそうだ、という根拠なくですけども、そう思うっている心理はあると思います。

だから、商品としては、いろいろ入ってるほうが有効かなという気はしますけれど。ただ、先ほど言いました、20何種類ありますけれど、これを抜いたのと、抜いた分こっちを増やしたのとでは、どっちがいいかっていう検証は取れてません。

ただ、悪いものは入れてませんので、いいものとされるものをそれなりのバランスで入れています。じゃあ、そのバランスはベストなのか?と言われるとちょっとその検証はできてないというのが本当のところですね。いろいろ入れておけば、あれがないからいけない、ということを防げるという事になりますね。欠点は、みんなが薄まっているということですね。それはいいことばっかりじゃないですからね。

まとめ

いかがだったでしょうか。

まず、今回の工場見学にあたって、動いて頂いた関係者の皆様にお礼を申し上げます。だれでも見れるものではありませんし、貴重な体験をさせて頂いて楽しかったです。

まず、工場の衛生面・安全面への徹底した取り組みが伝わってくる工場でした。清潔感あふれる工場で製造されたボストンへの信頼感も高まるというものです。

また、工場の専務さんの質疑応答も優有意義なものでした。若干「袋小路ざびえる」の判断でカットした部分が一箇所ありますが、本当に正直に質問に答えられていたと感じています。ちょっと、そこまで正直に言ってもいいの?と感じるところもありますが、体裁を繕われるよりよっぽど信頼感がまして、安心して摂取できるものだという確信が持てました。

やはり、育毛には健康が第一に必要なことがわかりました。育毛剤や、サプリ、シャンプーに頼りっきりにならず、まずは、日々の暮らし方を見直すいいきっかけになりました。ありがとうございました。

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